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Monkung Factory for ThinkPad

Monkung Factory for ThinkPad

TPとの出会い(tp701c/cs)

運命のThinkPadとの出会い(その1)

 運命のThinkPadとの出会い。それは95年の3月、東京出張の時。秋葉原のT-ZONEミナミで見た、ThinkPad 701C/CSだった。
 当時の私にはTP701C/CSは高値の花だったが、真っ黒なボディーに赤い、トラックポイント、ふたを開けると広がる「バタフライ・キーボード」に魅せられ、しばらくコーナーに釘付けになった記憶がある。

 「いつかはThinkPadを手に入れたい。」

そんな思いを残しつつ、雪の降る東京秋葉原を後にした。

 それから6年。01年の10月にやっと、念願のTP701C/CSを手にすることができた。FDDやHDDがなく、TP701C(2630-5TJ)に至っては液晶が正しく表示されないジャンク品だった。
 このTP701Cの液晶の復旧を図ろうと分解。T1と呼ばれるトルクスドライバがないため、「ThinkPad Love」のPONTAさんに無償でお借りして、分解したものの、まったく原因がつかめなかった。
 そんな悩みを相談したら、「hsmtyskn」さんが、TP701C(2630-7TM)本体を譲ってくれた。(「hsmtyskn」さんには、TP530CS(2605-DFV)を引き取ってもらったので、結局、ぶつぶつ交換したことになる)
 手にしたTP701C(7TM)に、今まで使っていた540MB-HDDと、32MBメモリ(このメモリもかなり特殊な部類に入る。72pin EDO S.O.DIMM(3.3V))を取り付けて、やっと念願がかなうことになった。

ThinkPad 701C(2630-7TM)

 4台ものTP701C/CSのいいとこどりをして完成させたTP701C(7TM)は、現在、我が家の棚の中で眠っている。とりおり、棚から引きずり出しては、電源を入れてみる。cpuはIntel DX4/75、メモリ40MB、VGAといったスペックでは、大きな画像を扱う最近のweb検索では力不足だが、メール作成やネット端末としては、まだまだ現役をはれる。能力的にはすでに隠居なのだが、ふたをあけると広がるバタフライ・キーボードやきれいな液晶画面をみるにつけ、すばらしいキータッチを実感するにつけ、市場に旋風を巻き起こした当時のIBMの力の入れようが伝わってくる気がする。初めての出会い以来、さまざまなThinkPadに触れてきたが、このTP701Cに及ぶものは未だにないとつくづく思うのだ。まさに、TP701Cは「傑作」である。

Nov. 2004 by Monkung Factory


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